現在は夫と死別、一人暮らしで会社勤めもしています。
1人の生活にも慣れて、自由気ままに生きている…と行かないのが現状です。
高収入を得て働いているわけではないのです。
景気が大変悪く、収入を増やすことも出来ない現代、60代の私はかなり厳しい生活を強いられていました。
日々の節約は欠かせないものの、ここのところ物価上昇で節約の意味が無くなっている感じでした。
金銭的には困っているのは事実です。
その日暮らしも良いところという状態だったりもするのです。
独立している子供から、一緒の生活をと誘われますが、さすがに負担になるわけにもいかず。
1人で頑張っている最中です。
それでも生活が苦しい…。
つい思うこととして、無償でお金くれる人と出会いたいということでした。
以前、大変に話題になったのが、Mさんと言うお金持ち男性です。
Twitterの中で、不特定多数の人にお金を配ったことがあるのです。
つまり、ネットはそのような出会いがある可能性を秘めているのです。
だから、思うことといったら、無償でお金くれる人との出会いを掴みたいと言うことばかりでした。

 

 ふと思い出したことがあるのです。
それは、かなり昔の話です。
40年近く前の話になるのですが、世間を騒がせた話題がありました。
それが“夕ぐれ族”と言う関係だったのです。
今にして思うと、大変魅力的な存在だったのではないか?
そう思えてしかたが無くなっていきます。
愛人の欲しい男性と、愛人になりたい女性を引き合わせるシステムなのですから。
大変気になり、愛人バンクのことをネットで検索してみました。
さすがに現代まで営業しているなどということはありません。
しかし、別のものが営業をしていることが分りました。
交際クラブが、全国規模で展開されているのです。
無償でお金くれる人と出会う場所として最高かな?
そういう気持ちになったのですが、よくよく調べてみると、男性側から選んでもらわなければいけない場所だったのです。
年齢は60代を超えています。
見た目も劣化しているのは当然です。
これは若い女の子に勝てるわけもなく…。
この方法では収入を得られないと諦めました。

 

 無償でお金くれる人と出会いたい気持ちに変化はありませんでした。
ネット検索をしている時、愛人募集掲示板を見つけ出しました。
完全無料で高い匿名性のある掲示板です。
中を確認してみたのですが、利用者の数がとても多くワクワクしました。
多くの人がお金に困っているため、こういう場所で活動しているのです。
利用者が多いですから、なんらかの出会いを掴める可能性を感じました。
金銭的なサポートを求め、無料の掲示板の活動を決意したのです。

 

 金銭的な支援を求め、無料の掲示板での活動を決意し投稿していきました。
藁にもすがる思いで募集をしていきます。
投稿することにより、着実にメールが到着するようになります。
これは嬉しいことなのですが…。
内容が困ったものでした。
アダルト的な内容のメールが大半を占めているのです。
こちらは、ちょっと利用者が危険かな?と考え、別の方法で募集をやってみることにしました。

 

 金銭支援用の掲示板も見つけ出し、こちら無償でお金くれる人募集を投稿。
今回もメールは到着するのですが…。
金融機関のアドレスの書かれたメールだったり、何かしらのアプリをインストールするようにと言われたり。
どうも、金銭的な支払いが可能な人は、こちらにもいないようでした。

 

 意気消沈の私に同僚が話し掛けてきたのですが、このとき驚愕の事実を知らされることになったのです。
同年代の同僚なのですが、魅力的な関係で収入を得ているとカミングアウトしてきました。
コロナ禍において、オンライン上でのパパを作ったと言うのですから。
アダルト的な要素の関係を作ることがないようです。
お酒を飲んで、お喋りを楽しみ、振り込みしてもらえるようになっていると言うのです。
私くらいの年齢でも需要があると言われた時、震えてしまったのでした。

 

 魅力的なパパ活アプリは、JメールとワクワクメールとPCMAXで、地道な募集で出会いを掴めることを教えられ登録してしまった私です。

 

 本当に出会いが訪れたのです。
オンライン上の関係で無償でお金くれる人と知り合い、収入を増やしていけるようになったのです。
意気投合した男性とは、実際の世界でお食事デートにお付き合いすることにもなりました。
多額の報酬を受けられる、魅力いっぱいの健全な関係を自分のものに出来ました!

 

 

名前:紗友里
性別:女性
年齢:62歳
 夫と死別をして、現在は1人で生活をしている62歳の友坂紗友里です。
生活の方と言えば、当然楽なわけではありません。
子供たちが、一緒に住むように誘ってはくれます。
でも、子供に面倒をかけたくない気持ちから、現在も1人で生活を頑張っています。
それでも景気が悪いため、収入も少なくて…。
お金が欲しい、助けてくれる人と知り合いたい、と考えてばかりいたのでした。
そんな私に美味しい話を聞かせてくれたのが、同年代の同僚でした。